祇園饅頭 創業文政年間の老舗饅頭の味
三条通を歩いていて、ふと路地に目をやると、人だかり。近づいてみると、どうやら饅頭を買う人が並んでいる様子。
看板には「祇園饅頭」。創業文政年間とありますので、どうやら江戸時代から続いている老舗のようです。
老舗で行列ということで、多分美味しいのだろう・・・と購入してみることに。
饅頭の種類は、にっきもちなどの他にもいくつかありましたが、私が食べたのは、丹波の栗を使ったという「くりもち」160円。
くりもちは、名前からして美味しそうですが、見た目も負けていません。白いもちの表面からは、紫色のあんと黄金色した栗をぶつ切りにしたものが透けて見えています。
まず一口かぶりつきました。中から出てきたのが、つぶあんとサイコロ状に切った栗。
予想を裏切ったのは、このもちの柔らかさ。想像していたもちよりも柔らかく、良くのびます。
栗はさつまいものような味。あんは絶妙な甘さで、大人が何個でも食べられる味。
なるほど、これなら行列ができているのもうなずける、と思ったお店でした。
名物の志んこ(しんこ)160円。私はにっき味を食べました。中には餡など何も入っていないタイプのお餅。もっちりしていて程良いにっきの味がついています。
おはぎ・・・500円
くりもち・・・160円
栗赤飯・・・600円
つばきもち・・・160円
志んこ・・・160円
にっき餅・・・160円
(2014年10月21日現在の税込価格)
祇園饅頭
京都市東山区三条通白川橋西入ル大井手町103
075-771-1353
そば処 桝富
ついでにご紹介しておきたいのが、祇園饅頭の隣の「そば処 桝富」。
ここは食べていませんが、人が並んでいました。
後で食べログで調べて見ると、評価3.55の人気店。ここも行って見たいですね。