鞍馬寺 仁王門
鞍馬弘教総本山鞍馬寺入り口。受付所「仁王門」。
「祈りのお山 愛山費300円」と書かれています。この王門で300円払うと、鞍馬寺の広大な敷地に入ることができます。貴船にある西門までの距離は、約2.5km。さあ、ハイキングのスタートです。
と、その前に、鞍馬寺って何?という人は以下の説明を読んでおきましょう。
鞍馬寺の階段。なかなか雰囲気の良い階段です。
普明殿。ここは、ケーブルカーの山門駅。ケーブルの受付はこの中。
ケーブルカーは改修工事のため運休しているようなので歩くしかありません。
ちなみに運休は、平成27年5月11日より平成28年3月31日まで。
石垣。
鞍馬寺ハイキングは、上は木で覆われ、下が土。そしてこのような沢がいたるところで流れています。そのため鞍馬寺の敷地内に入ると、外とは打って変わって涼しく気持ちがよい。そして野鳥の鳴き声が心を落ち着けてくれます。
魔王の碑
魔王の碑。650万年前、金星から舞い降りたとされる魔王尊の碑。ちなみに650万年前ってどんな時代だと思いますか?わからなかったのでウィキペディアで調べてみました。ウィキペディアによると、「656万年前±26万年 - ヒト族とゴリラ族が分岐したとされている」とありました。そしてこうもありました。「推定約600万〜400万年前 - 琵琶湖の形成」。凄い時代に金星から魔王はやってきたようです。
魔王の碑の上に目を向けると、このような人工的な滝があります。
由岐神社・大杉社
由岐神社。魔王の碑の近くに由岐神社があります。
由岐神社って何という方は、こちらをご覧ください。
では、手水所で手や口を清めて前に進みましょう。
雰囲気のある建物です。階段を抜けたところには、何やら大きな杉の木が見えます。
大杉社。こちらは京都市天然記念物。樹齢800年。樹高53m。古くより「大杉さん」と呼ばれ、一心に願えば願いが叶うとされている願掛け杉なのだそうです。さあ、お願いしましょう。
由岐神社。天狗みくじというのがあるようです。
ご祈願受付中の看板。厄除開運、家内安全、子授安産、商売繁盛、病気平癒、諸々祈願と書かれています。
川上地蔵尊
川上地蔵尊。由岐神社から2分ほど。
鞍馬寺の敷地には、このようにいたるところに水があります。
いのちの像
鞍馬寺の教えのシンボル。愛と光と力の像。
近くで写真を撮ってみました。何かが渦巻いているような、荒波のような、なんか凸凹した模様が入っていて、凄みがあります。
双復苑
玉杉大黒天と玉杉恵比寿を結ぶ橋なのだそうです。
このあたりの道は舗装されておらず、このような砂利道。ハイヒールなどではなく歩きやすい靴を用意した方が良いですね。ただ、道は木で覆われているため、夏は涼しいです。
鞍馬寺金堂(中門から本堂)
「右へ折れて中門を入りください」とあります。いよいよ本堂。パワースポットがある本堂はもうすぐです。
参拝用杖(ご信徒ご寄進)と書かれています。高齢者や足の弱い方のために用意された杖で、使用後は門で返却するようです。
杖が用意されていたのは、ここから急な階段が多いからのようですね。
「本殿までもうひといきです、緑の森、鳥の声、風の香り、大自然につつまれて、心しずかな安らぎのひと時をおすごしください」と書かれています。ありがたいお言葉ですね。緑の森、鳥の声、風の香り。これを意識するとより気持ちのより鞍馬寺ハイキングができそうです。
山が見えてきました。
巽の弁財天。ここには、水琴窟というのがあります。雑念を払い心を沈めて弁天様の奏でる妙音に耳を傾けるのだそうです。
また階段。でも美しい。
参拝者ご休憩所 洗心亭。
洗心亭の入り口には、自動販売機が用意されています。
外には、このようなベンチが用意されていて休憩することができるので、外で十分休憩できます。
洗心亭の庭。この庭を眺めながらベンチに座ってお茶でも飲みましょう。疲れが取れます。
洗心亭の中。
その奥。中には誰もいない。
洗心亭の入り口に設置されている「石造転法輪」。「南無阿弥陀仏」と唱えてこの転法輪(てんぽうりん)を一転すれば、念仏六万遍の功徳があると伝えられているそうです。せっかくなんで回してみましょう。
洗心亭から5分。鞍馬寺金堂(本殿)に到着です。
この床が、有名なパワースポット「金剛床」。人によっては、床から凄いパワーが上に吹き出ているのが見えるそうです。
鞍馬寺本殿からの景色。
光明神殿。鞍馬寺本殿金道の横にあります。日陰で涼しいのか、いびきをかきながら気持ち良さそうに寝ている人もいます。
ここから鞍馬寺本殿を出て貴船に向かいます。
霊宝殿から鞍馬寺西門(貴船まで)
鞍馬寺本殿を出て通過点である霊宝殿に向かいます。
霊宝殿。本殿から3分ほどで到着します。
入館料は、大人200円、子供100円。開館時間は、AM9:00からPM4:00です。
冬柏亭。与謝野晶子の書斎。東京から移築したもののようです。霊宝殿の隣にあります。
では、貴船方面へ向かいます。
注意書きがありました。なんと、鞍馬寺(特に奥の院方面)には、寺の職員に扮し、言葉巧みに金品を強要する者がいるそうです。
義経公息次ぎの水。
源義経(牛若丸)が、修行中にこの水を飲んで喉をうるおしたそうです。八百余年後の今も湧き続けるとあります。飲んでみました。
それもそうなんですけど、この写真不思議な光が写り込んでいるのが分かりますでしょうか?フラッシュは使用していません。実は、鞍馬駅の写真にはオーブが写っていました。鞍馬寺は何か霊的な力があるのでしょうか?わたしは霊感ゼロなので、わかりません。(汗)
砂岩の説明。
革堂地蔵尊。
このような道が続きます。
僧正ガ谷不動堂。牛若丸が鞍馬天狗より兵法を学んだのは、このあたりなのだそうです。
義経堂。
義経堂のあたりから貴船まで806m。あと一息。かんばろう。
木の根道の説明。このあたりの地質は硬いため、木の根は地中に入りこめず、道の上を這っているのだそうです。
確かにたくさんの根が地表に出ています。まるで蛇のようですね。
奥の院魔王殿。
このような道が続きます。足元に気をつけてください。
石灰岩。
きのこが生えていました。(7月26日)
このあたりは下り坂なので楽です。
穴の開いた木。このような状態でも生きているようです。
お、アスファルトの道路が見えてきました。貴船に到着したかもしれません。
鞍馬寺の西門が見えてきました。やはり貴船ですね。
西門を出るとすぐに橋(おくのいんはし)がかかっており、川床料理を楽しむ人達を見ることができました。いい雰囲気です。
長い間見て頂きありがとうございました。そして、おつかれ様でした。