大原三千院(おおはらさんぜんいん)とは?
三千院は、天台宗の寺院です。
場所は、京都市左京区の大原という静かな山の中。
大人は700円で入ることができます。
「京都~、大原三千院」という、大原三千院をテーマにした有名な曲もありますね。
山の中ですから四季折々の美しさを楽しめる素晴らしさがあります。
今回は基本情報から、近隣のランチ情報、お土産情報などもご紹介します。
京都大原三千院の基本情報
住所 | 〒601-1242 京都府京都市左京区 大原来迎院町540 |
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電話 | 075-744-2531 |
拝観時間 | 3月~12月7日 8:30~17:00 (閉門は17:30です。)12月8日~2月 9:00~16:30 (閉門は17:00です。) |
料金 | 一般 700円 (団体30名以上600円)中学生・高校生 400円 (団体30名以上300円) 小学生 150円 |
京都大原三千院のアクセス方法
JR京都駅から市バス(17系統)で約60分、大原バス停下車徒歩約10分
または
JR京都駅から地下鉄に乗り換え、地下鉄国際会館駅から京都バス(19系統)大原バス停下車徒歩約10分
京都大原三千院の駐車場情報
駐車場はありませんので、近隣の駐車場やコインパーキングなどを利用するようにしてください。
三千院の見どころ
国宝の美しい「阿弥陀三尊坐像」や、「勢至菩薩坐像」、「観音菩薩坐像」などがあります。
客殿襖絵の、「御殿場暮景図」なども見どころです。
絵画がお好きな方は特に一見の価値がありますので見逃さないようにしたいものです。
庭園内は、春は桜、夏は新緑やあじさい、秋の紅葉、冬は雪景色などが楽しめます。
画家たちの襖絵がある客殿、かわいらしいわらべ地蔵や弁財天などもあり見どころたくさんです。
京都大原三千院のランチ情報
三千院の周辺には、お食事処がたくさんありますので、ランチには困りません。
全部はご紹介できませんので、一部の飲食店をご紹介します。
芹生茶屋(せりょうぢゃや)
通りの入り口にあり、キレイで目立つお店であるためお客さんも多いです。
工夫を凝らしたランチを頂くことができるのはもちろん、わらび餅やぜんざいなどもおすすめ。
住所 | 京都市左京区大原三千院畔 |
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電話 | 075-744-2301 |
公式サイト | https://www.seryo.co.jp/cyamise/ |
京都・大原「森善」/和風喫茶れすとらん「おのみやす」
おのみやすは、三千院のほぼ目の前あります。
ただし、このお店は、京都・大原「森善」というお土産物屋さんの奥にあるため、見逃しにご注意ください。
お店は古いですが、清潔感があります。
また、ガラス窓の外には大原の山々が見えるため気持ちよくランチができます。
住所 | 京都府京都市左京区 大原来迎院町81-2 |
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電話 | 075-744-2148 |
URL | https://kyoto-ohara-kankouhosyoukai.net/detail/5033/ |
京美茶屋
手作りの湯葉や湯豆腐など、京都らしい料理が楽しめます。
添加物を含まない、豆乳やゆばなどを使ったデザートもあります。
お年寄りから子供さんまで老若男女問わず楽しめます。
住所 | 京都市左京区大原勝林院町23 |
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電話 | 075-744-2123 |
公式サイト | https://www.kyoubijaya.com/ |
大原リバーサイドカフェ 来隣
三千院から歩いて約10分ほどです。
「大原リバーサイドカフェ 来隣」も人気のランチスポットです。
古民家風の趣のあるカフェでビュッフェスタイルのおばんざいなどが楽しめます。
大原の野菜が使われていることが多いようです。
ゆったりと京都の雰囲気を楽しみたい方におススメです。
住所 | 京都府京都市左京区大原来迎院町114 |
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電話 | 075-744-2239 |
公式サイト | https://www.ohara-kirin.com/ |
大原山荘足湯カフェ
「大原山荘足湯カフェ」は温泉民宿なのですが、温泉入浴とセットでランチも楽しめて一石二鳥です。
足湯をして体を温め、足の疲れを癒しながら、美味しいものも楽しめます。
歩くことの多い京都の旅では、このようなカフェもいいですね。
住所 | 京都府京都市左京区大原草生町17 |
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電話 | 075-744-2227 |
公式サイト | https://www.ohara-sansou.com/cafe/ |
志野松門
「志野松門」は、立派な松や門構えでこれぞ京都といえそうなお店です。
こちらも地元でとれた新鮮な野菜を使ったヘルシーランチが自慢のようです。
「和牛しゃぶしゃぶ」や「鰻のひつまぶしと鰻の蒲焼き」などがっつりと食べたい方にもおススメです。
「湯葉しゃぶと湯豆腐膳」など京都に合う魅力的なメニューも盛りだくさん。
住所 | 京都市左京区 大原勝林院町109 |
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電話 | 075-744-3304 |
公式サイト | https://sino-shoumon.com/ |
京都大原のお土産物情報
「阿闍梨餅」はお手頃な価格で人気のお菓子です。
もちっとした食感です。
職場などのお土産にぴったり。
「豆餅」は、大行列ができていることでも有名です。
甘い感じとしょっぱい感じがうまくミックスされています。
一度食べるとやみつきになるかたも多いようです。
「千寿せんべい」は、品のある波型のお菓子です。
洋風のせんべいにクリームがサンドされています。
「すぐき」は、京都で有名なお漬物。
すっぱい系の味ですが、体に良いことで健康番組で紹介されたことなどでも有名で人気があります。
「京まいこちゃんボンボン」は、舞妓さんの着物などを表現した見た目もかわいらしいお菓子です。
色とりどりでかわいらしすぎて思わず眺めてしまいそうです。
食べるのが少しもったいないように思えそうですね。
京都大原三千院の紅葉
大原散策をする旅行客には欠かせないスポットである三千院。
紅葉シーズンにおいても見事な四季の色合いを楽しむことができます。
特に青苔の庭に赤や黄色の葉が落ちると極彩色豊かな光景となり、一見の価値ありです。
さらに落ち葉の絨毯からヒョッコリ顔をのぞかせる杉村孝作のわらべ地蔵が愛らしくも独特の雰囲気があり、
俗世と隔絶した神秘的な空間に足を踏み入れたように感じさせます。
どうせ行くなら11月に開催されている「もみじ祭」にあわせて訪れるのがオススメです。
目と舌でタップリ大原の秋を堪能してください。
京都大原三千院の桜
遅咲き桜の名所としても知られている三千院。
春になると境内に300本以上の美しい桜が咲き、訪れる人の目を楽しませてくれます。
特に見ごたえのあるのが御殿門と金色不動堂の枝垂れ桜です。
御殿門の枝垂れ桜は立派な門に負けぬ存在感で見る人を圧倒する迫力があります。
対して金色不動堂のものは丁寧に仕立てられて静かながら威厳を持った佇まいです。
また境内に点在するシャクナゲも青苔が敷かれた静かな庭に春の賑わいを見せようと鮮やかに咲きます。
桜の見頃は4月中旬から下旬で、京都の他の名所と比べ若干遅めです。
もみじ祭のような催し物はありません。
また桜の名所では最近定番になりつつある夜間のライトアップもありません。
凛と咲く春の花々を楽しめる三千院、春のお花見シーズンの締めに訪れるにはもってこいの場所でしょう。
大原三千院の御朱印について
三千院では期間限定のものを加えれると全部で7種類の御朱印がいただけます。
境内を拝観できる日であれば、いつでもいただける御朱印は次の5つです。
御朱印料はいずれも1つ300円。
・阿弥陀三尊の御朱印
・金色不動尊の御朱印
・聖観音の御朱印
・弁財天の御朱印
上記に加え毎月28日の「お不動さんの縁日」には紺と金字の特別な金色不動尊の御朱印がいただけます。
さらに年に1度のもみじ祭では「秘仏御開扉印」が押された「秘仏金色不動明王紺地金泥朱印」が特別に用意されます。
また、三千院ではオリジナルの御朱印帳が販売されています。
せっかくですから三千院で頂いた御朱印はこれに収めておきましょう。
御朱印帳袋も様々な柄のものが用意されています。
ポイントはカワイイわらべ地蔵、三千院の物だとすぐに分かります。
三千院のお守り(わらべ地蔵・招福福銭)
三千院では多種多様なお守りが販売されています。
1日12個限定の鮮やかなブルーのお守りや、1日10個限定の黒のお守りなど個数限定のお守りが人気で、朝早い時間帯に無くなってしまいます。
変わったものだと三千院の名物であるわらべ地蔵を模したお守りがオススメです。
2体のわらべ地蔵が寄り添うように肩を並べている瓦でできたお守りで、とても愛くるしい。
この他に三千院で有名なお守りというと「三千院門跡の福銭」があります。
形と大きさは5円玉によく似ていて、「招福」と「福銭」の文字が刻まれいるのが特徴です。
五円玉の「ご縁」にあやかったお守りで、お金との縁を向上させるため財布に入れておくのが一般的です。
この福銭の穴に紅白の紐が結ばれているのは「全ての良きこととご縁がありますように」という意味があります。
大原三千院の周辺の観光スポットは?
出世稲荷神社
三千院から550メートル、歩いて8分ほどにあるのが出世稲荷神社。
出世稲荷神社は豊臣秀吉ゆかりのある神社として知られています。
元は京都市にあった神社ですが、平成24年に大原へ移転し、現在に至ります。
出世稲荷神社の公式サイトで書かれている利益は以下の通りです。
十種の神徳
2.衣食住の福
3.地位名望の福
4.衆人愛敬の福
5.農工商その他一切の生業に大繁栄の福
6.延命長寿と病気平癒の福
7.千客万来の福
8.武運長久の福
9.善智識の福
10.金銀財宝の福
三千院から近いのでぜひ行ってみましょう。
かわいい鈴のお守りも購入することができます。
実光院
三千院のある大原には他にも見どころがあります。
まず三千院から80mと目と鼻の先にある「実光院」では小さいながら四季の花々が楽しめる庭園を見ることができます。
三千院とはまた違った雰囲気の庭園を楽しんでください。
もとしろ
体験観光としては三千院から400m(徒歩5分)にある和紙店「もとしろ」がおもしろいです。
都内ではまず経験できない手漉きで和紙を作る体験ができます。
紙を漉く際に好きな花びらや葉を混ぜることで自分だけのオリジナル和紙が作れるのもポイント。
お子さんと一緒に行くのもオススメです。
音無しの滝
観光地の喧騒からさらに隔絶された空間を味わいたいのなら「音無しの滝」がオススメです。
山道を登ることになりますが三千院から徒歩20分ほどで行くことができます。
季節によって滝の水量は変わりますが、初夏であれば滝のすぐ近くまで寄ることができますので、ぜひ独特の清涼感を味ってください。
京都大原三千院の歌
「京都大原三千院~♪」ではじまる懐かしいCMソングと言えばデューク・エイセスの「女ひとり」です。
作詞は永六輔、作曲をいずみたくがそれぞれ手掛け、1956年に東芝レコードからリリースされました。
もともと永六輔といずみたくの2人が
日本各地を回ってご当地ソングを作ろうという企画があり、
「女ひとり」もその企画で作られた一曲です。
三千院以外にも高山寺や大覚寺が歌われていて、まさにご当地ソングといった雰囲気があります。
何度かカバーもされていて、歌っているのは全て女性です。
女性の失恋歌ですから当然ですね。
印象的な歌い出しからはじまる「女ひとり」、当時この曲が流れるCMを観た方たちの記憶にはしっかりと残っているようです。
今でもたまにネットの掲示板では「京都大原三千院で始まる歌のタイトル教えてください」という書き込みを見かけることがあります。
まとめ
大原は本当に素敵なところです。
わたしは大好きで何度も行ってしまいます。
行ったことがない人はぜひ行ってみてください。
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